■ コンテンツ スカイプ |
■ 用 語 解 説ターム: term:ターム又は、バウンド エッセンシャル・ディグニティー(用語解説)の一つです。サインの不等分に 五分割されたある範囲内を 指し、そのタームに当たる場所を土星、木星、火星、金星、水星、のうちのどれか一つが司ってい ます。太陽と月には当てはまる場所がありません。ターム一つでは主要 なディグニティーにならず、トリプリシティーやフェースが加わると、重要なディグニティーになります。タームだけでも、ディグニティーが全く無いよりもよほど良く、存在感があります。これによって消極性が無くなりますけれども、積極性を持つには至りません。
ツー・パーティッド・サイン: two parted signs:別名 ダブルボディッド・サイン サインは、ミュータブル(ダブルボディッド、コモン)、フィクスト、カーディナルに分けられます。これらは作動方式でパターン化されています。 季節の始まりは全てカーディナルで、新しいものが急いで成長していく様を象徴します。 季節の中ほどは全てフィクスト・サインで、最大限にその性質を発揮します。 季節の終わりは、次の季節への変遷に備え、現在の季節と次の季節の二重性を帯びることからツー・パーティッド、ダブルボディッド等と呼ばれ、早い変化と固定性の中間になります。Quadruplicity 参照。
トランスファー・オブ・ライト: transfer of right:トランスレーション・オブ・ライト 略して、トランスファー。より早い惑星達は、他の遅い惑星達の光(性質)を、角度による角度に従ったコンジャンクションやアスペクトで運びます。その方法は二様です。 1つ目は、惑星Aからセパレート(離れた)した惑星Bが移動していって、惑星Cにアプローチ(接近・到達)することによって起こります。下の図で太陽と火星が質問の何らかを表していて、それが結び付くことによって物事が完成するとします。太陽の光と性質は、月によって火星に届けられる事になります。ここにおいて、太陽と火星にアスペクトが無くても、間に入る月によって、アスペクトに準じるものの完成が成り立ちます。 ![]() 2つ目。惑星Aは始めに惑星Bにアプローチをしに行き、次に、惑星Bは、惑星Cにアプローチをしに行く形です。このことは、近づく惑星がその性質を引き渡す性質を持つことから可能となります。下の図で、月と木星に何らかの関係があれば物事が成就するとして、このままでは月と木星の間にはアスペクトが存在しません。しかし、太陽が月の光と性質を反射(reflection)して、それを木星に届けることができます。 ![]() 古典的な解釈では、上記の1つ目・2つ目の、いずれも間に入っている惑星がそれを引き起こします。 また、物事の完成に至らせる為には、始めの2つの惑星の間にリセプションを含んでいなくてはなりません(Bonattiなど)。したがって、上図のトランスファーには@の月と太陽の間にリセプションがあるので完成します。 2つ目のトランスファーも中間にある惑星が行うということを理解しないと、複雑なトランスファーを見つけることができなくなります。下図では、月が火星と結び付けられます。日本で発刊されたホラリー占星術の本の中にも、この形を見つけられずに、無理に解釈しようとしているものがあります。 ![]()
更に、下図のものは、トランスファーになりません。トランスファーは間に入る惑星が行うものであり、度数として間に入る太陽と、終わりのアスペクトを受け持つ火星の間に実際のアスペクト、又はコンジャンクションが生じていないからです。月は太陽と火星に順番にアスペクトしますが、太陽とコンタクトを取ったた時点で、太陽に全てを委ねます。それがアスペクトだからです。火星にアスペクトした時の係わり方は主要なものでは無くなります。 ![]() 上の図がトランスファーにならないことを私が理解したのは、2013年に入ってからのことです。実占でも見逃していたか、あるいは、注意を払い過ぎていたかです。それまでは、ジョン・フローリーの意見でトランスファー・オブ・ライトだと思っていました。たかがアスペクト、されどアスペクトです。
トリプリシティーとなる惑星: Triplicity Planets トリプリシティーとは、各エレメントに3つあるサイン、又は、3つある惑星を指します。 エッセンシャル・ディグニティーの中にもトリプリシティーがあります。エッセンシャル・ディグニティーの中のトリプリシティーは、2つに見えてしまいますが、もう1つのエレメントを司る惑星も機能します。火・地・風・水という四つのエレメントのそれぞれはサインを3つずつを司っていて、4つのエレメントには惑星が3つずつ与えられています。
エッセンシャル・ディグニティーの表にあるトリプリシティーはDayとNightに1つずつしか現われていませんが、3つあるのでトリプル、トリプリシティーとなります。 トリプリシティーの惑星は、何かの場合に代役を務めます。私の彼の、別の女は、ASCのトリプリシティーが引き受けているかもしれません。 |
日本の西洋占星術が大転換する時期に |