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西洋占星術には法則と呼べるものがあります。それらは、今日流布している唯物論的で論理学的な間尺に合うものでは無く、どちらかというと、唯識論的な、世で起きることは全て自分の心の現れであるというような、心の世界の物指しに近いものです。それでいて、心理学的なものを通り越して、具体的な物事の判断に使えます。
例えば、アスペクトというものがあります。それは、惑星同士がある一定の角度を取ることなのですが、これがどうして作用するのかまでは誰も解明していません。
常にアスペクトしていると物事が成就するのか? と問われると、否、となります。
それは、現時点でも天で月と何か惑星がアスペクトしているはずです。でも、効きません。問われたときにだけ効くのです。それが不思議です。
例えば、「この冬にインフルエンザに罹りますか?」という質問に応えてくれます。誕生に基づくチャートでは、健康であるとか、不健康であるとかが出ますが、具体的にこの冬のインフルエンザに罹るかどうかまでは分かりません。又、ホラリー占星術で出される答えは、「病気になる」という答えを与えることもありますが、そうではなくて、「その質問の答えはイエスです」等のように返ってくることもあります。
そのどちらの答えでも、インフルエンザに罹るということになるでしょう。
それというのも、出発に基づく占星術というものがあって、それは、生まれた人の出発(出産)、ホラリー占星術(質問の誕生)によるものとをひっくるめた名前になっている事もその名残をとどめています。
Inception(発端、始まりを示す)この言葉は、ギリシャ語でカターキと呼ばれていて、誕生の発端、質問の発端、物事の発端、占いの発端などをひっくるめて示す言葉でした。おそらくは、西洋占星術がジャンル分けされていなかった初期の頃に、全てが同じ土俵に乗っていたのでしょう。それぞれの発端が、
と分離していくとともに、カターキと呼ばれる占星術は失われていったと考えられています。
例えば、印鑑を失くしたとか、
裁判の結果を知りたいとか、
試験の合否を知りたい等の、具体的な質問に応えてくれます。
歴史上に登場した占星術の大家は、本を書いたか、ホラリー占星術に卓越した占星家でした。
これは、ホラリー占星術が難しい高度な占星術であるという事ではありません。
ノストラダムスしかり、グイド・ボナタスしかり、ウィリアム・リリーしかり、彼らは全て、ホラリー占星術の大家と呼ばれる人たちでした。では、何故、簡単な占星術で有名になったのかですが、具体的な質問に的確に答えていたからです。
ネイタルでも、的確に答えているなら、有名になれるかもしれません。でも、難しいのです。
ネイタルの方が、ホラリー占星術よりも数倍難しいのです。簡単そうに見えるだけで、書かれている本の中で、まだ起きていない未来に付いて分析している書籍はありません。ネイタルの本は、その人の人生の過去と照らし合わせているだけです。せいぜい、やがて離婚するであろう・・・ ぐらいの事を書いているだけです。どれくらいの資産家になるのか、家系と共に事業の後継ぎができるのか、社会的な貢献はどの方面に対して行われるのか、そのようなネイタルの未来の判断を見たことはありません。
難しいからです。
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日本の西洋占星術が大転換します |