星座占い と 占星術黄道帯十二サインの歴史■ 星座占いはサインを主に使います。占星術はハウスを主に使います。「星座占い」と「占星術」は同じ意味で使われることが多い言葉です。 あえて区別をするとすれば、星座(サイン)を主体として『私、何々座だからすぐにとりとめなくなるの・・・』などとするのが星座占いです。 ■ 12サインには判断に使う意味と、占星術の背景としての役割があります ■ 西洋占星術(星占い)で用いられる12サイン 黄道帯12サインはメソポタミアで生まれ、バビロニアの占星術に起源を持ちます。主に占星術は、国家の命運を占うのに使われました。バビロニア人たちは、紀元前1300年の頃までに月の通り道に準じた18の星座を考案しました。バビロニア人たちは、紀元前500年頃までに今度は太陽の通り道に準じて黄道帯の星座を12にまで縮小したのです。星座(コンステレーション)は同じ長さではありませんでしたが、太陽の暦に合わせるように30度ずつに区分するという方法を編み出します。これが今日のサイドリアル方式の原型となります。これによって、ヘレニズム占星術が生まれる以前に、サインが存在していたことが分かります。また、紀元前5世紀、当時はまだ個人の出生に関わる占星術はありませんでしたが、実に占星術が生まれてから千年ほど経ってからネイタル占星術が生まれました。 やがて、ギリシャにバビロニアの占星術が伝わったのは、紀元前4世紀の頃だったであろうと言われています。記録が残っているものとしては、BCE290年にバビロニア人の司祭であったベロッサスが、ギリシャの風光明媚なコス島に占星術の学校を開きます。エジプトもギリシャ語を話すヘレニズム文化圏内にあったので、アレクサンドリアにも伝わります。 ギリシャに占星術が伝わった当時、まだ星座(コンステレーション)とサインは同じような位置にあったので問題はありませんでした。エジプトには36のデーカンの神様が儀式のために存在していました。数学者ヒッパルコス(BCE190頃~BCE120頃)が、歳差運動を発見します。が、この考え方が占星術に取り入れられたのは、ヘレニズム占星術が誕生してから後のことです。現在、私たちは春分点を起点にしてサインを区分していますが、ヘレニズム占星術ができた当時は、30度ずつの区分はあったものの、サイドリアル方式の起点を起点として使っていたのです。再度述べますが、当時はそれで問題はなかったのです。 現在、サインは、もともとの星座(コンステレーション)が太陽の通り道にありながら、歳差運動のためにずれています。「牡羊のサイン」は、「おひつじ座」の所にはありません。でも、それでもいいのです。 同じ名前のサインが、春分点から始まる最初の30度を「白羊宮」「おひつじのサイン」として、以降30度ごとに全天360度を十二のサインで分けられています。星座(コンステレーション)の天球上の「おひつじ座」と違っています。[ 星座の天球 ⇔ サインの天球 ] このことは現在春分点が「魚座」にありながら、そこを「白羊宮」としていることにも関係します。星座の「おひつじ座」と「牡羊のサイン」の位置が既にかけ離れてもいることからも、「座」を付けない方が適切です。 ■ ヘレニズム占星術で使われたサインの意味 ヘレニズム占星術が持つサインの意味には、当時そこに存在していた星座の意味を色濃く反映したものがありました。「おひつじ座」の所に「牡羊のサイン」が在ったわけですから、当然のことだと考えられます。その他にも、太陽の通り道から離れたところにある星座(おひつじ座の上下にある星座群)の意味も付け加えられていました。星座とサインが離れ離れになっていながら、それらの意味の中にも、未だに残されているものもあります。 残された意味と、既に伝えられなくなった意味の間には、どのような相違があったのでしょうか? この質問に答えるのは難しいです。積み重ねた勉強が解決してくれると言っておきましょう。ヒントには下記のようなものがあります。 ■ サインの様々な分割方法 黄道帯12サインは、さまざまな分割方法を持っています。惑星はそれぞれのサインを通過するごとにその役割を微妙に変化させます。サインは主として惑星に強さを与えるか奪うかを行います。サインが行うというよりも、惑星がその場所を自分の居場所として適切な場所と感じるか、そうでないと感じるかの方が、ニュアンスとしては合っているように思います。 このように、惑星がそのサインを適切かどうかを感じる要素は他にも、Hot & Dry(火), Cold & Dry(地), Hot & Moist(風), Cold & Moist(水)の複合と、カーディナル(ムーバブル・可動宮)、フィクスト(固定宮)、ミュータブル(コモン・柔軟宮)などの組み合わせも影響します。そしてサインは幾つかの様々なグループに分けられ一種の特性を共有しています。このグループ分けこそが占星術の判断において重要です。 サインに関してその知識を充足するならば、まず最初にサインに対する期待と幻影を打ち砕いておく必要があります。それはサインから性格が導き出されるという幻影です。太陽星座占いでは太陽が置かれているサインから性格が導き出されることになっています。それは太陽占星術(ジャーナリズム用占星術)に対するおもねりです。それぞれのサインが持つ決定的で完全な魅力を備えた確たる性格はありません。楽しい読み物として存在させる必要性から考えられた、占星術らしく見えて、その実まったく占星術とは違うジャーナリズム用太陽占星術のものだと考えて下さい。サインからは性格は見えません。 嘘だと思うならパーティー等の会場で、『あなたの性格から見て、あなたの太陽の位置は○○○座ですね』と当ててみて下さい。まず当たることは無いでしょう。3割ならあなたの直感は鋭い方です。 あまりにも詳細に語られたサインの持つ性格に関する白々しい特殊な話は、よく読むと空想が白昼夢的に拡がっているだけです。話を増長に拡散する才能のある人にしか展開不可能ですし、詩であり芸術であり先入観を植え付ける危険なものであり、また覚えきれるものでもありません。一旦イメージが膨らまり始めると収拾がが付かなくなり、必然的に理解力の無さを露呈する結果となります。特定の性格など導き出せませんから、全くどのサインの説明かが分からなくなるくらいに頭を混乱させるだけです。 ■ サインは理解するものです。覚えるものはほとんどありません。 そのグループ分けは非常に単純であり、古来、形容詞としての役割を持つとされベーシックです。最も基本的な形容詞で分ければほとんど事足ります。それらは、男性格(昼)⇔女性格(夜)[これは白羊宮を男性格として最後の双魚宮に至るまで、代わる替わるやってきます]、 火+地+風+水 [これは白羊宮から始まり、3回繰り返されます]、 カーディナル +フィクスト+ミュータブル[白羊宮から始まり4回繰り返されます]、 ミュータブル ・サインはダブルボディーズ・サインと一致します。ダブル・ボディーズサインは、仕事であれば二つの仕事であるとか、二人のボスに就く事を示します。 豊穣⇔その中間⇔不毛 [豊穣なサインが事業の質問の7ハウスにあれば、多くのお客様を連想させます]、 人間的⇔動物的 [人間的なサインは、人との関わり合いに大変有利です]、 音を出す⇔その中間⇔無音 の等々で、更にサインの種類分けにはいくつかがありますが、基本的なものはこれくらいです。これらの区分でほとんどサインはその形容詞を満足させます。後は白羊宮から順番に身体の各部分に当てはめていったり、国に当てはめるぐらいです。下段を参照して下さい。 これらの12サインは、多くの動物の名前を与えられていることから、獣帯と呼ばれる太陽の通り道[黄道帯]に配置されています。それぞれの星座は実際に天空できっちり30度あるわけではありませんが、占星術では便宜上、春分点を起点としてそれぞれが30度ずつを受け持っています。 ■ 四分の一 クォーターごとに分ける方法 「サイン」の分け方には、四季に分ける方法があります。
■ 火・地・風・水 (エレメント) 四つに分ける方法として、サインを「火」・「地」・「風」・「水」に分ける方法もあります。
火のサインは文字通り火に関係しますが、火で焼かれた煉瓦→壁、暑さや乾きに、天候であれば晴れと関連します。地のサインは大地、地下、床、低い場所等の意味を持ちます。風のサインは、空気の流れが良いだけではなく、見晴らしの良さや知識の拡がりにも関連しています。水のサインは、湿ったこと、端的に川や湖以外に、快適さや感動に関連します。 性格というより体質に関連づけられ、火のサインは胆汁質です。地のサインは憂鬱質、風のサインは多血質、水のサインは粘液質です。これらの体質は、完全に一つの性質が突出して強いことは稀です。強い体質に、幾分別の体質が混ざる場合がほとんどです。 ■ カーディナル、フィクスト、ミュータブル (三区分) 下記がサインを分割する場合、ホラリーの判断で最もよく使われる区分けです。
占星術は始めの頃、農耕と天候との関連が主なものだったので、季節の移り変わりと密接に絡んでいます。カーディナル(Cardinall)・サインはこのサインに太陽が入ったときからの季節の変わり目を印します。牡羊に太陽が入ったときから、春です。でも、太陽が春の位置に来たからといってもまだ冬のなごりも残っています。牡牛に太陽がくると、毎日が完全なフィクスト(Fixed)な春です。双子に入ると、次の季節夏との境目が無くなる日ミュータブル(Mutable)な日も時々あります。蟹に太陽が入った日から、夏として記されます。 季節が移ってくるので、カーディナル(Move-able)。ほぼその季節を固定的に示す、フィクスト、上記二つのサインの中間点である、どっちつかずの、ミュータブル(Common)。そして、昼夜均等になるのが春分
カーディナル (Cardinall)アセンダントのルーラーが カーディオナル・サインだと、あるいは、アセンダントがカーディナル・サインだと、不安定さや、優柔不断、お気楽で、だんまり、道を外していたり、ゆれる心情等を表します。 フィクスト (Fixed)フィクスト・サインだと、堅い決意、意見を変えない、言ったことや行いを取り消さず、良きに付け悪きに付け心情は維持されるとされます。 ミュータブル (Common)ミュータブル・サインは、上記の二つの中間ぐらい、気が変わりやすい、強情なところもあり、わがままなところもあるとされます。 ■ 次の事柄も判断にはよく使われます。 キャラクターが獣に属する物。
■ 豊穣なサイン 豊穣で多産を示すサイン。
反対に、不妊のサインと呼ばれるサインもあります。
■ 人間的なサイン 人情味豊かなサインは、
■ ミュータブル・サイン ダブル・ボディーズ・サイン
勇猛なサインは、
危険を表すサインとしては土星と火星の支配するサインと、exaltaion を得るサイン。すなわち、
■ 音を出すサイン(よくしゃべる) ⇔ 無音のサイン(あまり話さない) 音を出すサイン
マンデンで国を表す以外はサインは、性質と場所と方向と肉体的な描写と肉体の特徴、身体の病気のみを表しています。つまり、「駅」とか「電話」等、*Noun=名詞*を司るサインはありません。近い( 2024年 7月20日(土曜) エッセイ Portal 百文字占断INDEX テクニックトップ
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