惑星に意味を振り分ける一般的な手法は、歴史と神話です。これで本当に惑星の意味が見付けられるのでしょうか。我々は次のように聞きます。惑星が発見されるということは、その時代に始めて人類史上に現れた大きな変化とともに、天にもそれが印として発見されたので、歴史上の事柄と強く関連していることは間違いがないであろう。この手法そのものに疑問を感じられたことはありませんか? 人類が土星を認識したころ、隣の敷地と自分の敷地に境界線を引くことを覚えた? 諸悪の根源である、自分と他人の区別を覚えた? だから土星はマレフィックなのだ… 本当のことのように聞こえるから不思議です。
占星術で使われる外惑星の意味のうち、見落としているのではないかと思う意味合いは、聖書上の意味合いです。聖書の中で、生命の寿命は少しずつ縮まっています。この考え方は、省みられることがありません。もちろん、私も検証する立場にあるわけではありませんから、考え方の一つとならないかなと空想しているだけです。
エジプトのピラミッドにはヨーガの技法に見られるような結節(体内を流れるエネルギーの滞留部分)が描かれています。ところが、ピラミッドに描かれているこの結節点は、現代の人類よりも高い部分に描かれています。現代人のそれは低く、下位にエネルギーが停滞してるので、食欲や物欲や性欲が中心となっています。エジプト時代にはそれが高く、ヨーガで述べるならば、情欲を司る部分にありました。外惑星が一つ増えるごとに結節点が下がっていったのではないか???
情欲の上は、権力欲、支配欲です。我々今日の人類は確かに、自分自身を振り返っても、情ではなく、既に物欲、食欲、性欲に支配されています。どうですか、良いコンピューターを持ちたいと思うでしょう。ある人は、良い家に住みたいと思うはずです。グルメの番組の多いことは周知の事実です。昔はそんなにグルメ番組は無かったし、せいぜいあっても、お料理の番組ぐらいでした。性欲は言わずもがな。携帯電話はそのためのツールではないかと思うほど、まだまだ、ますます発達をしていきそうです。
占星術の本質を見る目(エッセンスの考え方)をはみ出すと、外惑星が殊の外、重要に見えてきます。
本に載っていることを鵜呑みにする人は、どんなことでも素直に信じる人です。同じように新しい研究を鵜呑みにする人は、信じやすい人です。極端な言い方をすると騙されやすい人です。
ひじょうに重要な点は、真実を求める学問である占星術では、鵜呑みにするという自己の姿勢を反省し続けなければならないという点です。この見方から観ると、それを教えてくれるモダンな占星術というのは我々に大変な恩恵を与えてくれている(鵜呑みにしないことを知らせている)と言えます。ですから、私が述べていることが本当なのかどうかを疑って調べてみる姿勢はひじょうに大事です。私の述べている論述だけでなく、今まで学んできた占星術も同時に疑って下さることを、お願いいたします。
今まで学んできたものをベースにして、確固たる自己の信念を作り上げるという結晶作用は、時として執着になり果てます。
2004年5月15日(土曜日)
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