ネ イ タ ル 占 星 術

伝統的な占星術に潜む 秘密の法則

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大前提のお話

    ◆ 西洋占星術の基礎とは

注意点。「サイン」と「星座」

近頃は音声読み上げソフトで西洋占星術を学ぶ方々が多くなりました。「おひつじ座」とひらがなで表記すると天文学的なコンステレーション(星座)を表すことになっています。「牡羊座」と漢字表記すると占星術の黄道帯サインを表すことになっています。一応。しかし、音声読み上げソフトではどちらも「おひつじざ」と発音されます。これでは、伝統的な占星術を音声で聞きながら学ぶ場合に、天文学的な星座なのか、占星術的なサインなのかが即座に判別できません。特に、サインの勉強をする場合に、伝統的な占星術ではしょっちゅうコンステレーションの星座の話が出てきます。耳で聞いて優しく学べるようにするにも、「星座」と「サイン」は、こと西洋占星術を学ぶためには厳密に区別しておきたいものです。

●西洋占星術は、広がりのある世界であり、広大な分野を包含してきた・・・ という理論展開があります。

私は、この考え方はとても危険な匂いを放つものだと危惧しています。この視点は、西洋占星術と名が付けば、どのような方向性でも許される要素を含ませることができる、誘導的な考え方です。極端に言えば〝何でもあり” といった世界観を構築していけます。又、許しがたい方向に進んでいる人を救済する考え方にもなります。言論の自由に、言論の自由を上塗りして、制限を一切無くせます。どこかに、ゆるい規則・制限はあるはずです。


 さて、本題です

伝統的な占星術のテクストを読んでいると、昼と夜のチャートで同じ惑星が違った働きをしていることがよく分かります。

太陽の項目にはそれほど出てきませんが、例えばフィルミクス・マーテルナスの金星の項目を読んでいると、「夜のチャートでアセンダントに・・・」とか、「金星が夜のチャートのフィクスト・サインにあり・・・」とか、「昼のチャートでアセンダントにある金星は・・・」などと、しょっちゅう出てきます。
私はものすごく疑い深く、違和感があるうちは、何故、どうして、腑に落ちない、などと考え込んでしまうタイプだったことが幸いしたようです。切り口 [セクトの概念] が見つかってからは、大胆にも、こともあろうか、ネイタルチャートが読めるのではないかと小躍りするような気持ちの高ぶりを覚えました。それは事実でした。ベールが一枚はがれたのです。長い道のりでした。伝統的な占星術のテクスト類が、突如として意味を語り始めたのです。

 うっすらと覆っていた疑いのベールが剥がれる

分かってしまえばとても簡単な事柄なのですが、おざなりに読んでいるとその違いが見えてきません。今日発刊されている「伝統的な占星術」の本を参考文献にしたよ、と書かれている教科書にしても、気が付いていない書き方がなされています。おそらく、気が付いている欧米の先生に習うことなく勉強をされているのだと思います。

伝統的な占星術がセクトをしっかりと分類しているという視点を持ってしまうと、いとも簡単に昼と夜のチャートでは解釈方法が違うんだと考えながら読みすすめることができます。でも、全体像を把握するのは案外難しいということは、私が長い間かかって分からなかったことからも、なかなか気付けないものなのですね。

「セクト」。めちゃめちゃ大事です。ほぼ日本語の教科書からは見つかりません。しかも、基礎のまた基礎というか、ものすごく下の部分を支えるものなので、その上に建てられる建造物のすべてに影響が及んでしまいます。

基礎の上には、セクトの惑星も、逆セクトの惑星も、少し良くなる状態という意味の、幾つかの(rejoice)歓喜する状態を惑星の位置する場所から把握します。歓喜しない場所もあります。昼のセクトの惑星と、夜のセクトの惑星がそれぞれ、昼と夜の違いで、ジェンダーでの違いで、象限による違いで、太陽のフェーズでの違いで、月は月そのもののフェーズによる違いといったものから振り分けられていきます。もうこの時点で、そうとうネイタルの全体像がおぼろげながら分かり始めます。

 そう、手相で言えば手のひら全体の質感といった全体的な感覚がやってくるのです。

この全体像には、いろいろなものを重ねることができます。例えば気質を加えてあげると、よりハッキリとその人の 〇〇さんness というものが見えてきます。時には言葉にならないかもしれません。でも人は、初対面であっても、何となく相手の方のことを「こんな人」と把握しているのではないでしょうか。もちろん職業などは分かりません。でも、話しているのとその人の小さな行動から、相手の人を掴んでいるものです。評価をする人、評価を取りあえずはしない人、評価をしない人、いろいろありますが、いろいろ感じるものです。

それが、ネイタル・チャートのセクトから始まる一連の作業で、同じようにできるのです。その作業の途中では、サインの再構築をして、サインを学び直す必要性が必ず出てきます。そこで音声を使って学ぶ場合に「星座」なのか「サイン」なのかが分からないと困ると、最初に述べました。優しく学べるようにしましょう。そしてハウスの再構築も必要ですです。

正確なサインの知識や意味は伝えられていません。「大昔の星座」が重なっていた時の感覚が、サインの意味の中に紛れ込んでいます。歳差運動があるため「今の星座」を把握して、どうしても個々に再構築せざるを得ないのです。でも、サインのそのものの持つ、変わらない意味もあります。その再構築のための知識を、再度求めなければいけないのです。

 


 学問がおかしな方向へ行くのは、狭量化することと、広大化することの、両方向

西洋占星術がおかしな方向へ行き易いのは、古典的なテクスト類の分かりにくさが原因です。

しかし、何でもありでは、おかしいと思いますし、狭すぎる捉え方も、これまたおかしいものです。

どのような学問でも、西洋占星術以外でも、最終的に霊的なものに関わっていないものはありません。近代物理学にしても、医学にしても、数学にしても最終的に哲学的なものが支えています。

日本人なら分かりますが、易不易は、西洋占星術の中にもあります。

伝統的な占星術は、古代の考え方に眠る人々の精神的なバックボーンをも考えていけます。西洋人であるとか、アラビア人であるとか、日本字であるとかを超えた人としてのバックボーンです。

 


ネイタル占星術  惑星の詳細な把握

 

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