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月のノード

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■ 星占い(西洋占星術)でのノードの扱い

ノードのことで混乱を起こしていませんか?

ノース・ノード(ドラゴン・ヘッド) サウス・ノード(ドラゴン・テイル)

星占いではノードというものを古くから有用な点として使っています。それは太陽の通り道と月の通り道の接点です。ドラゴン・ヘッド、ドラゴン・テイルと読んだり、ノース・ノード、サウス・ノードと呼んだりもします。
ノードについて混乱と無理解が生じています。原因は、そのソース(意味の源泉)において二つの意味が有るように捉えられ、どっちが正しいのか分からなかったり、ごっちゃにして使用しているからです。実際に二つの意味があります。
私はホラリー・アプレンティス・コースの最終の占断例に際し、意図してノードが作用するものを選び出しました。やがて答案の結果が出るでしょう。(2004年12月15日)選び出したチャートのノードの位置はとても興味ある位置です。まず、両側のハウス・カスプから遠く離れています。そしてノードが解決のポイントになる質問でした。
そのような位置にありますから、その答案が通れば私のノードに対する捉え方が正しかったと言えます。ノードは仕掛けの有る場所です。その場所には意味がありますが、場所(ノード)と場所(カスプやパーツ)とのコンジャンクションに意味が無いことを証明できたと思っています。また、ジョン・フローリーの考え方と私の理解したものが同じであることも証明できると考えています。
答案は通りました。ただ、結果はだいぶ先の話だろうということで、もう一つ例題を掲げて挑戦するように諭されました。(2004年12月17日)
アル・ビルニは次のように書きます。バビロニア人は「ノース・ノードは惑星の影響は良いに付け悪いに付けそれを増大し、サウス・ノードは減衰させる」と。一方、ウィリアム・リリーは、「バビロニア人の意見もあるけれども、ノース・ノードはそのハウスに入っていることで良い、サウス・ノードはそのハウスに入っていることに悪い」、そう単純化しています。単純にノース・ノードは良い、サウス・ノードは悪い、という意見です。どちらが正しいのでしょう?

論点は、
1. ノース・ノードは良いに付け悪いに付け影響を増大し、サウス・ノードは減衰させる
あるいは、
2. ノース・ノードは良くて、サウス・ノードは悪い
という二つの視点のどっちが正しいのかという所にあります。

二つの視点は異なる源流から導き出されています。
1番目は「置かれているその場所(地点)」という視点で、
2番目は「置かれたそのハウスにとってどうか」という視点です。
これらは両方の意味があります。区別せずに理解したものを混ぜて使うので混乱が起きます。

まず、「置かれている場所(地点)」という視点・考え方から言うと、バビロニア人の考え方は正しいことになります。


論争が起き上がるのは実際の占断に際して、言われていることと違った事がでてくるので持ち上がります。
土星がノース・ノードと重なっていたので、すごく良いことが起きた。
いや、
土星がノース・ノードと重なっていたから、そのことですごく悪いことが起きた。


ここでの争点での論拠には、土星のディグニティー(品位)まで及んでいません。土星がサインにある、例えば水瓶、山羊、エキザルーテーションにある天秤、そのような時は良い意味が倍加されていたことでしょう。エッセンシャルなディグニティーとアクシデンタルなディグニティーでは、影響力は違います。私はホラリーで主要な惑星と重なるノース・ノードやサウス・ノードの問題にようやく直面しました。結果を話すことができます。しかし、書かれていることから類推すると、エッセンシャルなディグニティーが重要です。ディグニティーがなければ、土星が示す事項にとっては更に悪い結果を示すものと、書いてあるものを読んだ限りは理解できます。


北半球での惑星は、黄道から北にある方がより天頂に近くあるように輝きます。ここから、惑星はその影響力を北へ傾けると増すと考えられていました。それに反して、惑星が南へ傾いているとその力を減じていると考えられています。この北への傾き、南への傾きを考慮に入れると、白道(月の通り道)の傾きがこれから北へ向かうノース・ノード(惑星は北で力が増すというとらえ方)では、ノース・ノードは影響力を増す象徴となり、サウス・ノードは力を奪う、あるいは減衰させる象徴と映ります。

この時、エッセンシャル・ディグニティーと、アクシデンタル・ディグニティーの把握が、サウス・ノードとノース・ノードの意味をつかむのに欠かせないことがわかります。惑星のディグニティーが高いポイントでノース・ノードと重なれば、良いことが更に倍加され、同じくディグニティーが低い、ひょっとしたらマイナスになっている場合は、破壊的な惑星の示す悪さを被ることになります。本はそう読めます。逆にサウス・ノードは惑星の行動能力を減退させ、それが良い事を指しているにも関わらず、発現せず、幸運にも?悪くても発現しないことになります。

またこれらノードに対する別の思い違いも現存します。これらの点は宇宙空間の場所であり、実体を持っているわけではありません。つまり、アスペクトしません。それは光を持っていない物はアスペクトしない、光を持たない外惑星がアスペクトしないという考え方にも通じます。そこに高級シート(ノース・ノード)が置いてある、罠が仕掛けて(テイル)ある、と考えれば分かり易いと思います。高級シートが有ることが別の家(ハウス)から見えても、アスペクトしていて見えていても座れるわけではありません。トラップがあるのを反対側の家から見付けても、それに引っかかるわけではありません。それは場所なのです。アスペクトは光で何らかの品位を投げかけてくれる、送ってくれる惑星にこそ可能であり、場所にはアスペクトする力はありません。何かを投げる、その為の惑星の目に見える光です。

ですから、ノードにアスペクトするという考え方に加えて、同じく計算上導かれる点(アラビックパーツ 等)と場所同士とが重なっても、なんら影響力はありません。場所が何かを投げるというのを見たことがありません。考えることはできます。でも、占星術は常識の延長上にあります。ビジブル・シンキング(見える光をもとに)である占星術は、したがってハウスのカスプにノース・ノードやサウス・ノードがアスペクトしても、まったく影響力がないことが断言できます。置かれている場所としての意味は残るにしてもです。

また、2番目のノース・ノードは良くて、サウス・ノードは悪いという考え方は、ノース・ノードの入っているハウスにとって良い、サウス・ノードの入っているハウスにとって悪いという意味で、リリーが数々の考察で証明もしていますから、その 入っているハウスにとってどうかという考え方は、「点」とは違う考え方として正しいことだと思います。

 2004年12月20日(月曜日)


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