西 洋 占 星 術 の 惑 星

惑星の把握 その1

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誤解される基になっています。

■ 惑星とその分類方法について

西洋占星術での惑星の役割の一部。

惑星は、西洋占星術では主役を担います。しかし、その他にもいろいろな意味を持っています。

 

■ 部分的な分類。パワー・ストーンと宝石類

惑星は幾つかの役割を持ちます。

一番目は、ハウスの役割を担うことです。アセンダント、1ハウスのハウスのカスプが獅子のサインにあれば、ハウスのルーラーとしての太陽が、1ハウスを担うことになります。

2ハウスが乙女のサインであれば、水星が2ハウスの役割を担います。1ハウスがクライアントで、考慮の対象が裁判ならば、2ハウスのルーラーはおそらく弁護士をアセンダント1ハウスのセコンド、一時的に仕える人として示すでしょう。

惑星の能力は、他の惑星に影響を与える形で出ることもあります。ある惑星は、他の惑星を強めたり弱めたりします。例えば、水星の側に置かれた太陽が、水星をコンバストしたり、水星を強めたりします。ウィリアム・リリーの水星は、一般にはコンバストと見られるようですが、太陽の側に置かれていて、太陽が水星を強めている場所にあります。

 

■ ナチュラル・ルーラー

ナチュラル・ルーラーという言葉は、初心者には分かりづらい概念です。例えば、金は太陽で表される、書籍は水星で表されるといったようなことです。この世に存在するモノを、ハウスではなく、惑星に振り分ける必要がある場合に分類して、各惑星に配分します。

西洋占星術では、様々な物を7つの惑星に振り分けます。その分類方法はどのように行うのでしょうか?

例えば古典的に金属の鉛は、土星に割り振られています。このことを指して、土星は鉛のナチュラル・ルーラーであるとか、配管工(鉛で作られた水道管を扱っていたことから)は土星に当てはまるとか言います。また、ルーラーブックといったものも出版されていて、机は木星であるとか、書籍は水星であるとか分類されています。

一方、古典的な占星術の各著述者の本を調べていくと、鉱物や植物の書かれている欄が様々に違っています。その理由は何でしょうか。また、彼らはどのようにしてその分類に辿り着いたのでしょうか。 それは、次のような理由によります。

例えば葡萄は密生した果実として水星になります。水星は群生しているもの、寄り集まっているもの、同種のものが数多くあることを意味します。また、葡萄の色は透き通っていない黒色をしていることから土星とされます。葡萄の蔓が繁茂していく様子は広がりを持つので木星です。葡萄を搾れば、エッセンスとしてジュースになります。全てのエッセンスは太陽の象意とされます。

このように様々な視点を通して見ることによって、一つのものが水星になったり、土星になったり、太陽になったりします。この理由によって、一つの物が多くの惑星に振り分けられることになります。また、世の中のほとんどの物は、いろいろな惑星の要素を持って組み合わされたものだと分かるでしょう。脳は、水星だけでは表されず、コントローラーとして太陽が座り、感情の起伏を月が示し、思考を水星が司るといったように、一面だけからは捉えられないことが多いでしょう。

携帯電話は通信機器として水星です。凝縮された技術の粋として土星です。コミュニケーションが広がることを考慮すれば木星という見方もできるでしょう。

は、その物をどう捉えるか、時と場合によって違っていることを考慮に入れなくてはならないのです。このことに思いを馳せると、ルーラーブックに頼るのは間違いだということがわかるでしょう。どの切り口が、今直面している判断に必要なのかによって、当てはめるべき惑星が違ってくるからです。

惑星の振り分けは、物だけではありません。親、兄弟、配偶者、隣人、先生、上司等人間関係にも及んでいきます。父親は太陽とされています。それが夜のチャートでは木星ではなく土星に割り当てられています。その理由は、残念ながら探し当てていません(4ハウスは太陽が支配しています。ルート[根]として、親、祖先です。土星は4ハウスに関連の深い惑星で、年長者、ある意味で祖先を示します。そこから来たのかと考えています)。兄弟は火星で、姉妹は金星で象徴されています。先生は水星に、上司は太陽等、これらの理由付けの中には、ハウスの概念が含まれているものもあります。

このような惑星の振り分け方に精通するレッスンは、古代から、植物をどの観点から振り分けるかで行われてきたようです。というよりも、実践的な学習過程で、ナチュラル・ルーラーという概観が、植物を振り分けることで捉えやすいことを実感できます。

 

◆ パワーストーン(Precious Stone)

宝石類・石は、時に「クリスタル」あるいは、「パワーストーン」と名付けられています。そのパワーとは、四つのエレメントの中のいずれか、あるいは複数のエレメントに当たるポテンシャルを発っしているいう意味と、ここでは捉えています。ナチュラル・ルーラーとしての惑星は、宝石類の中にそのポテンシャル(エレメント)を埋め込みます。

 

■ 誕生石

パワー・ストーンの中の、例えばアメジストは、いて座やみずがめ座の誕生石として扱われています。ここから連想すると、星座とパワー・ストーンの関係というのは、パワー・ストーンとサインが密接に結び付けられていると考えてしまいます。しかし、西洋占星術的な発想としては、パワー・ストーンは惑星に当てはめられているものです。あるいは、惑星が各パワー・ストーンにエレメントを割り込ませていると捉えます。

その考え方はエレメントの項をお読みください。

西洋占星術では、サインに固有名詞は割り振られず(サインは形容詞)、惑星が固有名詞に当てはめられている事を考えても、このことはスッキリと理解できます。

では、アメジストがいて座やみずがめ座の誕生石とされるのは何故なのでしょうか?

それは、アメジストが、いて座の支配星である木星の石とされていることから

アメジスト 木星と同じホットでモイストなエレメントを持つとされる

木星 いて座の支配星

アメジスト いて座の誕生石

となっているからです。

また、アメジストは土星のエレメントである、コールドでドライなエレメントも放つ(エレメントを埋め込まれている故に)こともあるとされることから、土星のパワー・ストーンであるともされます。これによって、みずがめ座の支配星が土星であることから、アメジストがみずがめ座の誕生石になるわけです。

 

■ 惑星とエレメントの対応 (その関連付けの方法)

しかし、ここで、疑問を生じさせなければいけません。アメジストはその石の中で、土星(コールドでドライ)を働かせるのでしょうか、木星(ホットでモイスト)を働かせるのでしょうか?

エレメントとしては全く正反対の性質であり、もしそうであるなら、アメジストは全てのエレメントを持った素晴らしくバランスの取れた良い宝石ということになります。言ってみれば、様々な不足したエレメントのどれをも補える力を持つ宝石ということになります。あるいは、バランスが取れているだけで、特徴の無い、役立たずな宝石ということもできます。

さらに、パワー・ストーンあるいは宝石を、占星術的にはどう捉えるのか、何故特定の惑星のエレメントが特定のパワー・ストーンに入り込むのかの謎解きをしていきたいと思います。

様々な効果を持つハーブを考えてみると、それは体の中の4つのエレメントに作用するものとされます。植物のエキスは、その植物としては純粋ですが、様々な分子が複合され(酸素、窒素、炭素)ていることは容易に想像がつくでしょう。このことから、ハーブはそのエレメントが特定されていても、他のエレメントも持つことになり、体への作用が柔らかな特徴があると想像できます。また、体の中では徐々に分解され、他のエレメントを持つものと結びつきながらバランスの取れたものへと変化していきます。

一方、宝石はかなり純粋な結晶でできています。パワー・ストーンではありませんが、金属の金や、鉄や、錫は、原子が一種類です。このことからエレメントが特定されれば、その効き目が高いことが分かります。ただし、体の中に直接入ると、あまりにも一つのエレメントの作用が強すぎ、又、分解されないことから毒として作用してしまうことも考えられます。

宝石類・石は、体内に取り込まなくても純粋な惑星のエレメントとエネルギーを持つものですから、体の表面に触れることによっても適度な作用があるとされます。

中世、赤いルビーは高い火星のエレメント、性的なエネルギーを持つとされて、その粉末が媚薬として用いられた時代や地域がありました。火星に属する宝石とされるのは、この石が赤い色を放つからです。しかし、エレメントの質を判断するようにしていくと、その時の体調によっては、コールドでモイストな単なる水のほうが体のバランスを整えることが分かってきます。ですから、必ずしも赤いルビーがどの人にとっても媚薬として働くわけではありません。

ハーブと宝石類の長所と短所は、ハーブはエレメントとして純粋ではありませんが、直接服用等をして、張り薬として皮膚からエレメントを吸収させたり、あるいは匂いを吸ったりすることによって働かせることができます。

一方、宝石類はエレメントとしては純粋ですから、服用することが危険なほど体内から変化させる能力には長大過ぎることになります。

パワー・ストーン、あるいは宝石類はこのような考え方で西洋占星術に取り入れられています。

アメジストは、ホット、ドライ、コールド、モイスト、全てのエレメントをバランスよく持ちながら、ホットでモイスト、コールドでドライという軸に強くその効果が現われるようです。そういう風に昔の本に書かれていますが、要は、どのようにその効果を証明するかです。

このことを立証して始めて信頼できる、効果的なパワー・ストーンやハーブの選択が可能になっていくことになります。もちろんここで採用する立証方法は、まったく西洋占星術的なものです。例えば「金」は太陽の金属とされます。このことは、金属の中の王(これは全く西洋占星術的な判断です)として、あるいはその性質が錆びずに加工が簡単というような素晴らしい性質によります。それゆえ、「金」は太陽のエレメントがその中で作用する金属とされます。ですから、太陽のエレメントを持つホットでドライな金属になります。このことから「金」は、粘液質(コールドでモイスト)に作用するこの場合は、反対の性質によって抑制することになります。あるいは、弱まったホットでドライを立ち直らせる純粋なエネルギーとして用いるこの場合は、同じ性質を用いて補助することができます。

 

■ 太陽に属する石と、火星に属する石をどうやって区分するのでしょうか?

この方法もまったく占星術的です。赤い石は一般に火星の石とされます。この例のように、石を分類する方法は、概観全体と印象、そして色が主なものになります。さらに証明を求められるならば、実践を加えていくしかないでしょう。でも、これだけのことが分かっていてもかなり分類は可能です。でも、アメジストは難しいですね。

昔の人はどうやって分類したのでしょう?

 

■ 土星に属する金属、宝石、パワー・ストーン

土星の石には、黒いものが入ります。土星は惑星全部の天球の一番上、恒星の天宮との境目を司っていることから、プロテクター、防御者の星とされ、防御免疫系等を司っているとされます。古典的に土星に属する金属は鉛です。プロテクターとして考えると、鉛は放射能をも遮断します。鉛を含む石としては方鉛石「ガレナ」というものがあります。磨いたものはとても美しい黒光りした金属のようになります。

土星は、免疫作用を司っていますから、これに属するパワー・ストーンは、多かれ少なかれプロテクトする意味を多く持つことになります。土星のエレメントはコールドでドライですから、跳ね上がるような気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。逆に言うと、心が平和で調和し落ち着いているときに持つと、気持ちが沈み過ぎることになります。

輝安鉱(きあんこう)スティブナイトあるいはアンチモナイトと呼ばれる石は、アンチモン(Sb)を含む柔らかい石です。金属のように見えます。しかし、他の金属と混ぜるとよりその金属が硬くなることがかなり昔から知られていて、そこから土星の意味が加わった可能性があります。

 

■ アメジスト

アメジスト。問題のパワー・ストーンです。中身は水晶です。紫色の水晶。紫水晶です。二酸化ケイ素が何らかの要因で紫色に変色したものです。現代では、二酸化ケイ素は様々な圧力と熱の高低で変異を起こすことが分かっています。土星の意味を持つのは、名前に由来があるようです。ギリシャ語の酔わないという単語アメソウスト → アメジスト(この石を持っていると酔わないと信じられた)になり、それが土星の意味、酔わないように守るとなったようです。

同時に木星の意味を持つのは、その輝きに高貴な紫色を持つからです。木星の持つホットでモイストな特徴を持つ色は、他に、透明な空色、青みを帯びた緑色が木星とされます。アメジストの中には実に透明感を持つ紫色をしたものもあります。

古から伝えられてきた文献は大切ですが、私たちが求めているのはきちんと現実の場で使える知識です。アメジストが逸話によって土星の星とされていることは、疑問を差し挟む余地があると考えられる理由の一つになります。もう一つ、土星の石は一般に透明感を持たないとされます。それは黒い色に代表されるように、光を奪う性質を持ちます。また、土星は固いものも示します。アメジストが強い硬度を持っていることから、土星の範疇に含めてもいいかもしれません。ここで、アメジストを観察しなおしてみると、とても深い紫色をたたえたアメジストが存在します。モース硬度は7となっていますからかなり硬い石です。しかしダイアモンドでさえも硬度からだけで土星の石となっていません。

これらのことから、古典的な文献を尊重すると、アメジストの中でも透明感を持たないものが土星の石としてもいいことになるでしょう。一方、透明感を備えるアメジストは木星であるといえます。

土星の石とされるものの中には、先ほどの輝安鉱のように柔らかいものもあります。色や特質にどんな土星の性質が入り込んでいるのでしょう。方解石(カルサイト)を観察してみましょう。硬度は3となっていますから、かなり柔らかい石です。成分は炭酸カルシウム、石灰石です。それが土星?

 

2010年4月15日更新


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