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◆ 惑星のディグニティー I■ エッセンシャル・ディグニティー Dignity:を英和辞典で調べると、1,真価、尊厳 2,威厳のある態度 3,品位 4,高位高官となっています。動詞形のdignify はもったいを付ける、威厳を付けることです。 占星術の判断の要諦は、ディグニティー、アスペクト、リセプションです。 上記の三つの要諦の中で、惑星のリセプションは、その惑星が何故そこに置かれているのかという理由と、他の惑星が持つ、その置かれている惑星への意向を示します。 ディグニティーは、その惑星の良さ悪さ、そして作動する強さを示します。 アスペクトは、物事の起きる機会(タイミング)を表します。 2000年までに、日本語で発行された一般の占星術の教科書は、アスペクトの説明に終始しています。リセプションは説かれてもほんのわずかで、それもミューチャル・リセプションしか現状では見当たらないはずです。それではチャートの正確な判断ができません。アスペクトが無くてもチャートは働きます。実例もあります。ディグニティーについての説明は、少し書かれています。ただ、どういう風に使うのかは、どの本を当たってもほとんど不明なままです。 占星術で使うディグニティーには、二つの種類があると言われています。 一つは、エッセンシャル・ディグニティーと呼ばれるもので、 もう一つは、アクシデンタル・ディグニティーと呼ばれるものです。 エッセンシャル・ディグニティーは、置かれている場所に依存した良さ悪さを示します。 しかし、エッセンシャル・ディグニティーが力として作用しないのかというと、そうでもありません。時には力となって現れます。 ディグニティーを持たない惑星は、強く働けません。じゃあ、ペレグリンの惑星は、チャートの中で役に立たないのかというとそうでもないのです。惑星がペレグリンになる状態は、とても多いのです。
アスペクトでは好きな人に会える。だからといって、相手に強く迫れないかもしれません。星占いに必要なことは、これらの複合されたものを文脈(質問ごと)に読み解くことです。 2011年11月6日改定 エッセイ |
日本の西洋占星術が大転換する時期に |