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惑星のエッセンス-(本質) II

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 ■ 惑星の持つエッセンス (エッセンス-本質) II

■ 惑星のエッセンス

このページへ来られる前に、一つ前のエッセンスについてお読み頂けたらと思います。此処だけでは何について何を話しているのかサッパリ分からないかもしれません。

占星術のエッセンス-(本質)を捉える為にはどのようにお伝えすればいいのか迷ってしまいます。迷う原因はもちろん私自身がエッセンス-(本質)をきちんと理解していないからです。それでも、どうしてもお伝えしたいのです。そこに朧気(おぼろげ)ながら在るとだけは分かる、まだ手探りの状態ですけれども、お聞き下さい。

ジョン・フローリー氏のThe Real Astrology Applied において、9ハウスのJOYである太陽は神への道、神の叡知の信奉者で、そこは人生という長い道程の目標を真理とした旅のハウスであり、真理探究のための強いモラルのハウスだとなっています。

太陽は9ハウスの聖典の知識を携え強く輝き(このハウスでJOY)、彼の妻である月(オポジションの3ハウスのJOY)がそれを映し出して(反射は月の機能)ネイタルの運命に、心に反映させます。ですから月は心を映し出すとします。月は、変化してやまない心のロードとして大昔から占星術に君臨しています。心は変化してやまない・・・そうです、これこそがモダンな占星学が見失った、心は一定ではないという法則です。感受性や自尊心など誰でも持っているものは特定の星座(それも大抵は太陽の位置です)に当てはめたりしなくても大丈夫です。
  

個性は確かに存在します。でもそれは体質に深く関係していると昔の人は見ていました。個性は、変化し易い心とはあまり関係していません。それを見抜くのが冷徹な水星(占星術の星)です。この気質というエッセンス-(本質)も誰もがそれぞれ様々な形で持っています。

性格というのは、人間として持っている全ての要素の一部分が強く機能しているか、弱く機能しているか、たまたま弱い時期に入っているか、強い時期なのかだけです。理解できる他人の性格要素は全て自分も持っているものです。理解できない性格に限り、それは持っていないものです。腹を立てる性格を理解できるのは、こちらにも腹を立てる性格があるからです。

 ■ 象徴としての太陽と月

エッセンス-(本質)の象徴である太陽と、占星術のナチュラル・ルーラーである水星は上記に述べたような関係を背後に持ちながら関わっています。水星は冷徹で哲学的で推理能力が高いのですが、水星にはモラルがありません。強い水星は、命令実行能力が高いだけです。高い論理機能は仕事において、実人生において、彼が強くて良い位置にあれば良い語り口をその人に与えてくれますから、他の人と関わることにおいて有用です。ですから、水星に対して9ハウスや3ハウスからどのようなオーダーが来るかによって、エッセンス-(本質)の観察に関する視点やモラルには違いが出ます。

エッセンス-(本質)に対する見極めは9ハウスのJOYである太陽にあります。普通の人生においては人は興味は有りながらあまりエッセンス-(本質)を見つめることなく、9ハウスから水星に命令が出され、その遂行能力が駆使されます。9ハウスはエッセンス-(本質)を求めるハウスで、太陽の求めるものとはモラルであり、宗教であり、倫理であり、高い理念に基づく学問となるわけです。いえ、本当はもっと高いものです。極論すれば、エッセンス-(本質)そのものにアプローチするハウスですから、それらを越えたところが道の最終地点にあるのでしょう。
占星術では、神への道を遠い旅に結びつけています。そして太陽が9ハウスでJOYです。ハウスのロードは木星で、その木星は11ハウスでJOYです。

このJOYの概念は、ハウスのロードの概念と、サインのロードの概念と、それぞれ関わりを持っていません。

カルディアン・オーダーで並べていくと 太陽が11ハウスに当てはまります。
そして11ハウスでは木星がJOYです。
土星は11ハウスに一切関係してきません。そこ11ハウスは昔から木星の神殿と呼ばれ、幸運のハウスです。
天王星に、エッセンス-(本質)は与えられていません。

ハウスの概念を捉えるときには、サインのロードを考慮しません。サインはサイン、ハウスはハウスです。
実占の場で、ハウス・カスプのサインのロードを考慮することとは別です。

9ハウスに回ってくるサイン = 人馬宮
9ハウスのロード     = 木星
9ハウスのJOY      = 太陽
です。10ハウスなら
10ハウスに回ってくるサイン = 磨羯宮
10ハウスのロード     = 火星
10ハウスのJOY      = 無 し
となり、火星が出てきて土星が出てきません。
11ハウスに回ってくるサイン = 宝瓶宮
11ハウスのロード     = 太陽
11ハウスのJOY      = 木星
11ハウスに入っても、やっぱり土星が出てきません。
もうこの辺りになると匙を投げたくなる人もいらっしゃることでしょう。すいません。話を端折りすぎました。でも、アラン・レオが占星術を再構築をする以前はず〜っとず〜っと、そうでした。話のポイントは、
『ハウスの概念』を捉えるときには、サインのロードを考慮しないということです。

太陽と月は本を読めるほどの強い光を持つので、両者を併せてルミナリーズと呼ばれています。太陽と月はネイタルの判断上では光を持つ目(サーチ・ライト)のような機能を持っています。自分のパートナーを探す場合、男性ならば月から、女性ならば太陽から探し出します。月はアプローチ・アスペクトから、太陽ならオリエンタルの惑星でアスペクトしているものから探し出します。

また、太陽と月から自分の敵対者をサーチします。これらルミナリーズとオポジションになっている惑星が敵対者のロードです。

また、太陽と月から職業や適職、仕事といったものについてもサーチします。太陽が東から昇る寸前に目に見える位置にある最もエレベートしている惑星が職業を司ります。この時月がアスペクトしていれば、それは効果的に職業の内容をより強く示唆します。

このように、ルミナリーズはチャートから探し出したいもののロードを見つけるときの、サーチライト付きの目のような役割をします。

この機能は太陽や月の観察から出ているもので、太陽や月がパートナーを示すわけでも、職業を示すわけでも、敵対者を示すわけでもありません。ここに太陽と月のエッセンス-(本質)の一端が示されているような気がします。

占星術を捉える視点を、惑星からの影響力があると考えるのと、もともと人間が存在し始めた時の印として惑星がそれを示していると考える違いは、とても大きな違いです。惑星に何らかの物理的な力があって、それで人間やその他のものが操られてると考えると、占星術はとんでもない方向へ行きます。惑星の力を利用できるという考え方につながっていきます。惑星の示すタイミングは使えるという考え方とは、一線を画しています。良いタイミングを使っても、ネイタルに示される事柄が良くなければ、残念ながら良いタイミングも一時作用するだけでしょう。

2005年3月8日(火)

 


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